創作世界のいろいろ〜AdobeとかC#とか

絵を描く人がC#とか3Dとか動画編集とかやる為の備忘録

【個人アプリ制作者のデザイン発注】結論:自作したほうが最終的には時短になる

デザインをやらない方であっても、ある程度きちんとしたアプリリリースを考えるのであれば、AdobeCCプランのサブスクリプション契約は必須じゃないのかな、と思います。

そうでなくても、最低限、ベクタ素材が作れるツールは用意しておきたいところです。

※ベクター素材がなんなのかを知りたい方はググってください。


プログラミングに長けてる方は、きっと

「この機能ならわざわざアセット買わずに自作した方が良いだろうに…」

と思うこと、多分きっとありますよね…?それと同じです。

理想の素材を探す手間よりも、さっと自分で作ってしまう方がより時短になり理想のものができあがるからです。

普段デザインやイラスト制作に慣れてる側からすると、

その素材ならイラレでサッと作れば早いのに、

わざわざリサイズするにも何するにもオンラインのツール使うなんて……

と思うことが多々あります。

 

この記事では、平面素材または3D素材等の見かけに関する素材をどう用意してくかについて、個人イラストレーター兼プログラミング初心者の立場から思ったことを書いておきます。

よくあるココ○ラとかで個人に依頼するのってどうなのか。

良いと思います。きちんと人と対話できる自信がある方ならおすすめです。

よくトラブルになるのは、契約外の微調整に対する業務依頼です。

ちょっとした加工を何度も依頼するのは、正直面倒がられると思います。

 

通常、イラストやデザインを発注する際の契約単位は時間等ではなく、枚数や個数です。

その後の色味やサイズの微調整は個人の感覚もありますが、個人のイラストレーターと契約するのであれば、完成品を一度納品した後に修正を依頼するのは、1~2回程度が限度で、対象の修正箇所も2〜3個が限度です。

そして、その完成品の解釈も人によって違いがあります。

イラストレーター側としての思考では、最後の工程まで終わり形になったもの、いわゆる初回の清書が完成したところが完成品になります。

そこから一度、二度の修正があると想定はしてますが、三度も続くと、「指示書になかったことを今更いわれても」という気持ちになっていきます。

何度も比率変えるならちゃんと決めてから頼んでよ!とか

カラーパターンを何度も変えて検証したいならそれくらいはそっちでやってよ!と私自身も良く思います。

そんな拘るなら個人に安く依頼しないできちんとデザイン事務所にお金払って依頼したら?とも思いますし、見切り発車で依頼して報酬も遅れるってどうなの?と思うこともありました…

 

お金を払うんだから、依頼者(客)が納得いくまでやり通すのが当たり前なんじゃないの?

と、思う方もいらっしゃると思います。その通りです。

ですが、全て発注者の好きなように受注者に依頼をしていいわけではありません。

見合った報酬でなければ、受注者も対応できませんし、報酬が低ければ勿論他の案件を優先します。

また、何度も修正を依頼するという時点で、依頼する時の説明が不十分な可能性が高いため、発注時点で説明に落ち度がなかったか改めて検証する必要が出てきます。

修正依頼が何度も続けば、それだけ報酬支払いのタイミングも遅れます。そうなるとクリエイター側としては見込んでいた売り上げをどんどん後に延ばすことになるので、そういった仕事は後回しになります。

 

そのため、契約合意の時点で、完成品というものがどの時点でのものなのか、ということと、報酬支払いのタイミングを必ず詳細に合わせていく必要があります。

清書を納品し、1回目の修正までがこの報酬の範囲内、それ以降の修正は別途報酬を支払う等、細かくすり合わせしたほうが良いと思います。

だからと言って、発注者が納得のいくものが納品されない限り、報酬は支払えません。などと書いたらきっと受注してくれる人はいないと思います。

 

そういったすり合わせやら、相手に依頼する内容を間違いなく伝えるように工夫するやら、相手からの反応を待つ時間やら、意外にとっっても手間がかかることがわかります。

 

そういったやりとりが上手くできる方であれば、個人への依頼は良い方法です。

 

より早く素材を得たいなら自作するスキルを得るのが早い

 

クリエイターに依頼すれば細かな内容を伝えるスキルがあれば、理想のものができあがりますが、時間とお金がかかります。

フリー素材ですと理想に遠くとも妥協ができるなら、すぐに素材が手に入ります。ただし、制作ツールがなければ微調整もできません。

そもそもフリー素材が出回ることで、そういったものを作るクリエイターの労力が見えにくくなるのもいかがと思います…プログラマーの方も同じくなのでは。


結論、私が思うに素材をその都度集めるところから始めるよりも、そのスキルを会得するのが一番の時短になるのでは、と思います。
ネットでも解説記事は豊富ですし、慣れれば簡単な図形制作なら本当に簡単です。

 

Adobeは高いとかボるとか言われるけど…

Adobe製品は確かに値段だけ見れば高いかもしれないですけれども、実はillustratorのみ使いたい方等へ単体ソフトのサブスクリプションプランもありますし、個人的には支出考えても全く高いと思いません。

というか毎月6,000円程度で動画制作もイラスト制作も写真加工もWebサイト制作もできるなら全く申し分無いと思います。それにどんな取引先とも対応できるようになりますので。個人的な趣味にかけるにしては高いでしょうけども。

高いと言われるのは、個人ユーザーが趣味で使おうとしているケースが多いからだと思っています。仕事で使うなら全く高くありません。すぐに回収できます。

それよりもAdobeに対して驚きだったのは十数年前まで「うちは海外で最終的に売り上げあげてるから消費税払う必要ないよ」ってごねてたらしい事です。。今はちゃんと納付してるみたいですが(あくまでも身内税理士さんから聞いた噂程度なので確証は無いです。消費税表示してたかどうかなんて気にしてなかったので。。)

 

Adobe製品って難しいんじゃないの?

大体の用語を覚えれば難しくないと思います。難しいのは、使い方よりも、どうデザインを構成していくかのデザイン力です。

そこをこだわるならプロにお願いしたほうが早いですし、そのためにプロがいます。

でも、簡単なUI素材をストックしておきたい場合や、よくあるアイコンを作っておきたい程度なら、これほど簡単で汎用性のあるツールはありません。

 

どのツールがあったほうが良いの?

まず、個人アプリ制作者向けに必須と思われるツールは以下の通りです。

・Illustrator

・Photoshop

・AfterEffects(宣伝用に動画用意したいなら)

この三つだけは、ある程度使用方法を勉強するのが良いと思います。

 

この3つのツールはAdobeCCプランを契約すれば利用可能です。AdobeCCの契約についてはググってください。

 

これらのツールの違いについてもわからない方はググってください。使う予定が無い方も、何かしらデジタルコンテンツを制作していく方であれば、ググって違いを理解しておいたほうが良いと思います。これらの違いは個人製作者にとっても常識レベルになりつつあると思います。

ただ本当に奥が深いので完全に「理解した!」と思って、色々とプロの方に何かしら注文をつけるときに言い方を間違えると恥ずかしい思いをするかもしれません。。プログラミングも同じですよね?

勉強するにはどこから始めればいい?

ネットで「初心者 イラレ」「初心者 フォトショ」等で検索すればすぐに出てきます。逆引き本が有用です。

逆引き本がおすすめの理由

上記リンクにある「Illstrator逆引きデザイン辞典」は私も昔よく読んでいた本です。本当にわかりやすいです。

逆引き本なら「手書き風のロゴを作るには」「格子状の二色のパターンを作るには」「カラーパターンを変えるには」等、作りたいものを索引から選んですぐに作り方を見れるからです。本業でないならすべての機能を覚える必要はありませんので。

 

結論:シンプルUIだけど細かい部分をこだわりたいなら自作が一番時短になる

シンプルなUIだけど細かい部分はこだわりたい、というなら自作スキルを身につけるのが一番の近道です。

そこからもっとこだわりたいのであれば、自作した簡単なデータを個人クリエイターに頼んで修正から業務を委託するのも良いと思います

そういった案件であればココナラやクラウドワークスでも安価で引き受けてくれるクリエイターも多いと思います。すでにデータがあれば、完成品のイメージもつきやすいので。

*何度も言いますが、契約前に細かく依頼内容と報酬内容をすり合わせましょう。一回きりの契約であっても対人契約です。

また、納期を守れないクリエイターさんも多々いらっしゃるようなのでそこは覚悟しておいたほうがよろしいかと思います。ただ、納期が守れなかった原因"だけ"を見ると、クリエイター側だけが原因なのではなく、依頼内容の説明不足で「思った以上に作業時間がかかってしまった」という原因もなきにしもあらずなので、やはり契約前にきちんと内容説明をしたほうが良いです。納期遅れは完全にクリエイターが悪いですけども。

 

以上、ご閲覧いただきありがとうございます。

最近アプリリリース直近なのと他業務で多忙のため記事を書いていなかったので雑記的な記事でした。